ケンゴマ オリジナル 耳かき

切り出しナイフ一本で竹を削って作るんだけど
実はこの形、佐渡島の砂浜でキャンプしてる時に
そこにあった竹をナイフで削り始めたところから始まり
幾重にも重なる波をモチーフに削っていたんだ
それとは別に長いキャンプ生活で耳かきがしたくなり
耳かきを持っていなかったボクは初めての耳かきを作ってみたんだ
ロウソクの火で竹を皮側に曲げサジの部分を削り出したんだ
上手くできたから友達にプレゼントしたりね。いくつも作ったよ
波と耳かきが合体して、どんどん変化して最後には女体系に成ったんだ
女体系だから、いろんな女体を想像しながら
スレンダーな人からボンキュッパな人までね
いくら作っても飽きないんだよ、女体系だからね
それと、小学校の頃ボクは家で使っていた耳かきの
エッジがきいてないと紙ヤスリで研いでたよ
そのくらいの事は普通にやってたから当たり前だと思っていたんだ
でも、このことを人に話すと当たり前ではないと言われるんだ
ボクは当たり前な世の中がいいのになぁと思うよ
また話がそれたなぁ〜、、、で、耳かきは妥協出来ないね
耳かき作り一日中掛かる。そして、本漆を塗るんだ
漆は筆で塗ったり拭き漆をしたり1日に一度塗りしか出来ないんだよ
乾くのに時間が掛かるんだ。それに湿度の高い季節にやるんだ
最低でも筆塗りは5回塗るよ
その度に乾いたら水研ぎをするんだ。拭き漆は10回塗るよ
だから、一つ4,600円もするんだ
高級品だよね、たまには耳かき作りモードも良くってね、、
精神的に落ち着くんだよ