カリンバ


最初は20代の頃、友達に家でアフリカのカリンバを
手にとってツマ弾いたのが出会いだ
その頃は弾き方が分からないとかチュー二ングが分からないとか言って
弾くのを簡単にあきらめちゃったんだ
いま思えば弾き方なんて自分なりにやれば良かったんだ
次にカリンバを手にしたのはいつだっただろうか?
なんとなく和音でチューニングが良かったのだろう
ボクは適当に弾いてるうちにハマったよ
どこを弾いても心地良いメロディーになるんだ
そんな楽器は今まで知らなかった
そして、すぐに作ってみたくなったんだ、ボクなりにね
ひょうたんで作ったり、ココナッツで作ったり
木製サラダボールで作ったり、空き缶で作ってたり
おわんで作ったり、木を彫って作ったり
竹で作ったり、板で作ったり
箱で作ったり、思い付くものなんでもカリンバにしてみたよ
とてもシンプルな構造だから、どうやってもそれなりに良い音がするからね
カリンバ作りで一番嬉しかったのは
チューニングがあとから自由に変えられるということだった
ボクはリズム楽器しか演奏できないんだ
メロディー楽器が演奏できないボクはカリンバにハマったよ
だって、歌が生まれるようになったんだぜ
リズムを刻みながら好きなピンを選んで弾くだけで
メロディーが返って来るんだ
思いもよらないメロディーが返って来るんだ
そのメロディーを客観的に聞いてインスパイアーされて
瞬時にリズムを刻みピンを弾く
そんな体験が不思議だったんだ、今まで無かったからね
それと、コレはとてもプライベートな楽器だと思ったんだ
人に聴かすというよりも"自分で聴く"なんだよ
コノ事はココで話すと長くなるからなぁ〜、、、どうしよう
早い話が"自分チューニング"というか
"マインドチューニング"が出来るということなんだよ
分かるだろう?
その辺りがとてもプライベートなんだよね
それとね、ボクにとってカリンバは特別なんだよ
実はカリンバで人生観が変わったんだ
だから話が長くなると言っただろう?

じゃぁ聞いてくれよ、コレは特別なカリンバの弾き方なんだけどね
何も考えずカリンバを持つ
とにかくひとつのピンを弾く
音は伸びる、それを聞く、次のピンが弾きたくなる、弾く
ふたつ目の音はひとつめの音との関係性を生む
だから3つ目の音が弾きたくなる、弾く、じゃあ次の音は?
既にその頃、ボクのモードは日常ではない特別な時間になるんだ
それを音楽というならソレだ
過去と今と未来の関係性は必然的に決まって行く
ボクのその時の調子で音楽は作られて行く
時には3つの音の繰り返しパターン(リフ)にハマったり
抑揚を持ったり、またソレが3拍子だったり4拍子だったり
色が色々ある様に音色にも色々ある
軽かったり重かったり、明るかったり暗かったり、優しかったり強かったり
ボクは自由にその時の調子にフィットしたりしなかったりするんだ
色んなイメージに身を任すよ、集中出来たり出来なかったり
それは、人生そのものだと思ったんだ
ココで言いたいのは、それまでのボクが先の事を考えプログラムを組み
計画的に事を進めていた人生に対して
大きな気付きが有ったということなんだ
カリンバに出会ってボクは"人生実験"を試みた
それからのボクは今やりたい事に集中してやる!
すると、次の一歩が見える!
次の一歩に全力でしっかり進む、すると次が見える!
要するに、先の事は考えないやり方なんだ
夢はあるよ、いつも最高なバラ色プランは描く、夢は楽しいからね
未来のボクの夢はだよ、それはボクの未来の感情的な話だよ
ボクの心がどんな素晴らしい色になってるかだ
そして、ボクがどんな風に満たされてるかだ
現実的には何をしてるかと言うことでもなく
どんな心の色に成ってるかが重要でソレさえ叶えばボクは全てOKなのさ

君もカリンバが弾きたくなっただろう?
自分のカリンバを作ったらいいよ

ボクは"カリンバワークショップ"もやるよ
材料とか道具は全てボクが用意して参加者は手ぶらで参加だよ
そして、それぞれのカリンバが完成したら弾き方ワークショップをやるんだ
誰にでも直ぐに弾きこなせるようになるよ
たまには"カリンバ作りワークショップ"やろうかなぁ
自分のチューニングが見つかるようになるよ
自分のリズムもね
自分の事が感じられる様になると思うよ

カリンバ

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